【先輩移住者インタビュー】
やっぱりココでの生活が好きでUターンしました。
頭島で“cafe Mulberry ”を経営している今川 環さんに
Uターンのきっかけや、起業するにあたっての準備についての話を伺いました。
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▼家族構成を教えていただけますか
両親と姉妹です。
姉妹でお店を経営しています。
▼東京からのUターンのきっかけを教えてください。
もともといつかは、帰る予定でいたのですが、2011年に起きた東日本大震災が大きなきっかけです
ね。震災後は、環境的にも住みづらいと思い始めて、放射能についても考えるようになりました。
もともと、無農薬で体によい野菜や無添加の商品に興味があり、その思いが東日本大震災によって
一層強くなりました。都内のスーパーで販売している野菜などは、島の野菜とは味が違うなと思い
ます。野菜に限らず魚介も島の物は味が濃く美味しいと感じます。
あと、Uターンするにあたり、新しいことを始めるなら、体力があり動けるうちにとも思いました。
定年を迎えてから帰るより、体力があるうちに帰って新しいことを始めたいと思いました。
▼思い立ってから移住するまでの期間はどのくらいですか?
思い立ってから行動に移したのは早かったです。
東日本大震災をきっかけに東京での仕事に目処をつけて、神戸でパン作りを学び、2016年の3月に
お店をOPENさせる事を目標にUターン計画を進めました。
準備期間を含めると3年かかりました。
▼いつUターンしましたか?
2016年です。
2015年に本土と繋がる橋が出来たのもUターンする後押しになりました。
▼備前市を選んだ理由は何ですか?
生まれ育ったココが好き。
自然が豊で、空気が美味しく、食べ物も美味しいです。
▼移住したときに利用した制度はありますか?
申請に間に合わなかったので、使えませんでした。
事前に調べてトライすればよかったと思います。
▼島の生活で不便を感じる事はありますか?
なんでもある都会に比べれば、不便なのかもしれないですが、今は橋で本土と繋がっているので、
車で簡単に行き来が出来るし、ネットもあるのでポチッとしたらなんでも買えるから私的には、
不便を感じる事はないですね。
▼地区の参加行事を教えてください。
清掃活動や草刈りがあります。以前は、神輿を担ぐお祭りがあったのですが、なくなりました。
数年前から有志による“あかり祭り”というイベントが始まりました。
▼移住を検討されている方へメッセージをお願いします。
その人の価値観によるので一概にいいとは言えないけど、住みやすい場所だと思います。
自然の中でゆっくり生活したい人にはいい場所です。
気候が穏やか 災害が少ない、食べ物が美味しい。そして空気が美味しい!
都会生活が合わないと思うなら、ココは住みやすいと思います。
私は出来なかったけど、市役所や商工会へ事前に相談をして起業の支援制度を上手に使うと良いと
思います。公的な支援制度は事前申請が原則なので、事前相談をして準備をする事が大切です。
また、私の場合は、商工会に入ることで小規模事業者持続化補助金を申請する事が出来たので、経営
が少し楽になりました。最後に若者大歓迎です(笑)
2022.03